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特集 糖尿病診療のエビデンス&プラクティス―欧米のエビデンスを日本でどこまで活かせるか
2型糖尿病患者に関するエビデンス&プラクティス
2型糖尿病患者の発症予防―薬剤によるアプローチ―αグルコシダーゼ阻害薬,高血圧治療,スタチン
α-glucosidase inhibitor,angiotensin II receptor antagonist and statin for prevention of type 2 diabetes mellitus
辻 昌宏
1
1北海道医療大学個体差医療科学センター
キーワード:
①糖尿病
,
②抑制
,
③αグルコシダーゼ阻害薬
,
④アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬
,
⑤スタチン
Keyword:
①糖尿病
,
②抑制
,
③αグルコシダーゼ阻害薬
,
④アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬
,
⑤スタチン
pp.711-713
発行日 2006年9月15日
Published Date 2006/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100300
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ハイリスク患者に対してαグルコシダーゼ阻害薬,アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬,スタチン治療は,2型糖尿病発症予防に有用か
2型糖尿病発症リスクの高い,耐糖能異常(IGT),高血圧,心不全,高脂血症患者を対象とした薬剤治療が糖尿病発症に対して有効であることを示す4つの臨床試験を紹介する.
STOP-NIDDM(the Study to Prevent Non-insulin-dependent diabetes mellitus)1) IGTから2型糖尿病への進展に対するαグルコシダーゼ阻害薬グルコバイ(acarbose)の抑制効果を検討した試験である.1次エンドポイントは2型糖尿病発症(75gOGTT2時間値[2時間値]≧200mg/dL)である.
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