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Introduction to Diabetic Patient Management●糖尿病医療学入門 第16回
糖尿病療養行動を促進する方法―多理論統合モデルの糖尿病治療への応用:②熟考期
The application of trans-theoretical model to diabetes therapy:②Contemplation
石井 均
1
1天理よろづ相談所病院内分泌内科
pp.369-377
発行日 2009年7月15日
Published Date 2009/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100969
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□プロローグ:わかっているのだけれども,できない.迷っている.
【症例16-1】間食をやめようと思うが,やめられない
58歳女性.2型糖尿病,経口血糖降下薬治療中,HbA1C7.8%.3食は適切なエネルギー量内で食べられるのだが,夕食前に毎日甘いお菓子を間食している.血糖コントロールがそれによって悪くなってきていることを認識しており,止めなければと思いつつも毎日止めることができない.
【症例16-2】インスリン治療が必要だと思うが,始められない
45歳男性.2型糖尿病,SU薬2次無効,HbA1C8.6%.罹病歴15年.SU薬使用にもかかわらず血糖コントロール不良.食事調査では,適正エネルギー量での食事をおおよそ実施できている.やせ型でもあり,過去数カ月にわたってインスリンの使用を勧めていたが,実施に至っていない.
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