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特集 糖尿病診療のアート
名人からコツを学ぶ
糖尿病診療の放置,中断を防ぐためのアート
The art to avoid neglecting or discontinuing the treatment of diabetes mellitus
綾目 秀夫
1
1あやめ内科
キーワード:
①1型糖尿病
,
②学習障害
,
③コンプライアンス
,
④療養環境
Keyword:
①1型糖尿病
,
②学習障害
,
③コンプライアンス
,
④療養環境
pp.151-154
発行日 2009年3月15日
Published Date 2009/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100926
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□症例提示:突然インスリン注射を遵守しなくなった1型糖尿病症例
症例:19歳男性.
平成20年4月2日当院初診 東日本出身.平成17年(高校1年)血糖値481mg/dL,HbA1C13.7%であり1型糖尿病と診断され総合病院でインスリン導入.約1年後からHbA1Cが上昇し低血糖が頻発するため東京都内の大学病院糖尿病センターを受診.食事療法の変更や注射針のナノパスニードルへの変更の結果治療へのコンプライアンスが高まり糖尿病コントロール改善.今回,山口県内の大学に進学のため当院へ紹介された.下宿住まいだが食事は学生食堂で3食とも定食を食べる予定.
初診時所見:身長170.6cm,体重67kg,HbA1C6.8%,随時血糖305mg/dL.インスリンは前医指示を継続しノボラピッド注300フレックスペン®14-12-12-0,ランタス注オプチクリック300®0-0-0-18とした.なお通学のため今後の受診はすべて土曜日午前中を設定した.
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