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特集 Pros & Cons 糖尿病腎症と慢性腎臓病(CKD)
CKD患者の大血管障害のハイリスク群には,心筋シンチよりもCAGを積極的に行うべきである
Cons 慢性腎臓病(CKD)に合併した虚血性心疾患の鑑別のための心臓核医学検査,負荷心エコー検査の重要性―CKDに合併した冠動脈疾患をいかに発見するか
The clinical significance of myocardial perfusion scintigraphy and stress echocardiography for ischemic heart disease with chronic kidney disease
雪入 一志
1
1香川大学循環器・腎臓・脳卒中内科
キーワード:
①慢性腎臓病
,
②造影剤腎症
,
③心臓核医学検査
,
④負荷心エコー検査
Keyword:
①慢性腎臓病
,
②造影剤腎症
,
③心臓核医学検査
,
④負荷心エコー検査
pp.438-444
発行日 2008年7月15日
Published Date 2008/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100848
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●慢性腎臓病患者の診察においては,常に,虚血性心疾患の合併を考え,安静時の心電図のほか定期的な負荷検査が必要である.
●検査は,運動負荷心電図を基本とするが,安静時の心電図で,異常が見られる場合は,診断精度が下がることがあり,この場合,運動負荷心エコー検査が有用である.
●心臓核医学検査は,診断のみならず,リスクの層別化も可能であり,中等度以上の有病率と考えられる症例には非常に有用な検査である.
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