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特集 特定健診・特定保健指導で行動変容を成功させる
節酒や断酒は誰にもできる
Anyone can continue a stopped or controlled drinking
加藤 眞三
1
1慶應義塾大学看護医療学部
キーワード:
①節酒
,
②断酒
,
③自助グループ
Keyword:
①節酒
,
②断酒
,
③自助グループ
pp.75-78
発行日 2008年1月15日
Published Date 2008/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100763
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行動変容に成功するポイント
●過剰の飲酒による問題を身体的,精神的,社会的,スピリチュアルの4次元で把握する.
●アルコール依存症か否かを鑑別し,依存症であれば断酒を奨める.また,断酒のための自助グループに参加を促す.
●患者が断酒に納得しない時には,節酒することは大変な努力が必要とし難しいこと,過剰飲酒の継続が自殺行為にあたることなど念をおす.もし節酒に失敗すれば,次には断酒しかないことを本人と約束する.
●脂肪肝などで節酒をする場合にも,まず一定期間は断酒をすることを奨める.
●何よりも定期的に通院して医療者がモニターすることが大切である.
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