端緒の問題：糖尿病を持つ人とのかかわり方を求めて

Behind Diabetes

連載に当たって

　本誌3巻1号（2005年1月号）の巻頭インタビュー「来るべき医療学を求めて」において，河合隼雄先生の「医療学」という提言を得ることができました．今回の連載では，このインタビューをさらに敷衍する形で進行します．そして石井均先生の歩んだ糖尿病臨床の道を，「糖尿病医療学」という視点から再構築することを目指します．連載の冒頭に2回にわたり山本壽一先生にインタビュアになっていただきます．聞き手の山本先生には，ご自身の常日頃お感じになられている問題点を率直に取り上げていただいて，臨床現場の悩みも含めてご質問をお願いします．（編集部）