看護師以外のCDEへの要望―糖尿病患者の低血糖の対処と支援（無自覚性低血糖をふまえて）

Case：無自覚性低血糖を有する5歳発症の35歳，女性1型糖尿病患者

　2005年12月当院初診．強化インスリン療法にて，HbA_1Cは6.2％前後の血糖コントロールであった．

　以前より低血糖の症状があっても，対処をせず放置していた．最近は食前の血糖値が40 mg/dL以下でも自覚症状がないため，超速効型インスリンを注射して食事をしたあと，食事中に気分が悪くなることもあった．低血糖の症状は次第に気づきにくくなり，他者から行動が変だと言われて気づくこともあった．