Japanese
English
チームでBrush Up 糖尿病診療
糖尿病運動療法開始前の運動負荷試験の重要性
Exercise test before exercise therapy for the diabetic patient
黒瀬 聖司
1
1医仁会武田総合病院疾病予防センター
pp.102-103
発行日 2006年1月15日
Published Date 2006/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100443
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
Case 運動負荷試験により虚血性心疾患を指摘
患者:73歳男性,BMI 27.6.2002年5月に糖尿病を初めて指摘され,2003年8月に当院へ教育入院した.退院後近医において糖尿病(オイグルコン(R)2.5 mg 1錠,ベイスン(R)0.2 mg 3錠,ジベトス(R)B50 mg 2錠),高脂血症(内服なし)にて定期受診していた.今回,当院で白内障の手術を予定されたが,HbA1C 9.5%で血糖コントロール不良であった.そのため手術は不可となり,糖尿病の精査および教育を目的に入院となった.主治医より運動療法開始指示があったが(安静時ECG正常),開始前の運動負荷試験にて虚血性変化を認めた.心臓カテーテル検査を施行したところ,3枝疾患のため冠動脈バイパス術適応となった.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.