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Updates 2004
EBMを志向した診療ガイドライン
Evidence-based practice guidelines
中山 健夫
1
1京都大学大学院医学研究科健康情報学
pp.482-486
発行日 2004年7月15日
Published Date 2004/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100190
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診療ガイドラインは臨床現場を束縛するものではない.診療ガイドラインは臨床医と患者自身の意思決定を支援するためにある.
□EBM(根拠に基づく医療)による診療ガイドラインの作成
診療ガイドラインは米国のInstitute of Medicineにより「特定の臨床状況のもとで,臨床医や患者が,適切な判断や決断を下せるように支援する目的で体系的に作成された文書」と定義されている.従来は根拠とする文献の選択・入手法,評価法,勧告(推奨)の決定法などが明示されず,権威者のコンセンサスによって作成されることが一般的であったが,厚生省(当時)は1999年度の厚生科学研究から,EBMを用いた診療ガイドライン作成を開始した.
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