Japanese
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チームでBrush Up 糖尿病診療
症例から学ぶエンパワーメント(2)
Empowerment through learning
山本 壽一
1
,
毛利 貴子
1
,
大城 郁子
1
,
玉那覇 美幸
1
,
我那覇 優子
1
,
牧門 武善
1
,
久場 徳子
1
1ハートライフ病院 糖尿病センター
pp.367-374
発行日 2004年5月15日
Published Date 2004/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100171
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Case 2 教育入院で自己効力感を高める
患者:Yさん,38歳,独身男性,166cm,67kg.
職業:調理師.
主訴:糖尿病教育入院を希望.
家族歴,構成:糖尿病の両親と3人で暮らす.
既往歴:37歳に右副腎腫瘍(無機能性)摘出.
現病歴:4年前に体重減少あり,同時期に臀部の化膿創で外科を受診し採血で随時血糖値573mg/dL,HbA1C16.7%と高く入院してインスリン導入となり糖尿病教室も受講される.退院後はHbA1C7%台で維持していたが副腎の手術後から体重の増加と日中の低血糖が頻回に起こるようになった.ところが受診のたびにHbA1Cが上昇するため担当医からインスリンの増量を指示された.コントロールが不安定で悩んでいると話を聴いた看護師がYさんに教育入院を勧めた.教育入院前のインスリン療法は朝食前にペンフィル30R14単位.夕食前にペンフィルN14単位であった.
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