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特集 インスリン治療をマスターする
インスリン治療のここが嫌だ―2型糖尿病治療におけるインスリン治療開始時の抵抗因子を探る
Barriers related to starting insulin therapy in type 2 diabetes
岡崎 研太郎
1
1佐賀大学 医学部総合診療部
キーワード:
2型糖尿病
,
患者教育
,
インスリン療法
,
心理社会的要因
Keyword:
2型糖尿病
,
患者教育
,
インスリン療法
,
心理社会的要因
pp.27-30
発行日 2004年1月15日
Published Date 2004/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100114
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2型糖尿病患者のインスリン治療への抵抗感に関するチェックリスト
□インスリン治療はいったん開始すればきちんと実行されることが多いが,始める際にうまくいかないことが多い
□医療者が現在の状態にはインスリン注射の開始が医学的に最善の選択だと考え勧めても,患者がそのまま同意するとは限らず,むしろ抵抗感を感じるほうが普通である
□患者がインスリン治療に抵抗感を抱く理由は,実に様々である
□患者がインスリン治療に抵抗感を抱く理由は,技術的なものばかりとは限らず,心理社会的な理由も数多く見られる
□患者個々の抵抗理由を明らかにすることがインスリン治療導入を成功させる秘訣であり,そのためには患者の話をじっくりと聞き,患者のインスリンに対する感情,思いを明らかにすることが重要である
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