Brush Up! CDE―ワンランク上の糖尿病療養指導
Part 1 Brush Up! CDE
工夫とコツ
糖尿病教室の創り方
小谷 和彦
1
1鳥取大学医学部健康政策医学
pp.243-247
発行日 2006年2月15日
Published Date 2006/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100084
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Case
地域基盤型集団式糖尿病教室への参加が血糖コントロールに奏功した2型糖尿病患者
49歳,男性.
BMI 29.3.数年前から2型糖尿病の診断で外来に通院中であったが,食事・運動療法は不十分で,HbA1Cは8.0%台となっていた.生活習慣の改変を徹底するために教育入院や外来糖尿病教室への参加をすすめられたが,平日は仕事を優先したいと拒んでもいた.あるとき,地域(自治体)の糖尿病集団教室は土曜日の午後に実施しているという話を聞き,これに参加したところ,生活習慣を自ら見直すことに成功し,教室修了時にHbA1Cは7.0%強になった.
この事例から糖尿病教室の創り方を再考したい.
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