Laboratory Practice 生化学 これからの臨床協力業務事例集
糖尿病教室 その1 糖尿病チーム医療への取り組み
佐藤 伊都子
1
,
直本 拓己
1
,
荒木 智奈美
1
,
楠木 まり
1
,
岡野 好江
1
,
五百蔵 守
1
,
向井 正彦
1
,
熊谷 俊一
1
1神戸大学医学部附属病院検査部
pp.256-258
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100595
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参画への経緯
筆者は糖尿病療養指導士制度の発足を契機に,入院患者対象の糖尿病教室に2000年9月より参加し始め,回を重ねるうちに一部の講義を担当するようになった.また,糖尿病教室の後に行われる入院患者カンファレンスでは,検査データから疑問を持った入院患者の症例を積極的にカンファレンス希望症例として提出し,検査データからだけでは把握できない患者の病態や治療方針などを学んだ.こうした準備期間を経て,筆者を含めて5名の臨床検査技師が療養指導に携わりながら,糖尿病療養指導士の資格を取得した.2002年4月より糖尿病クリティカルパスも稼働し,糖尿病教育目的の入院患者を対象に医師,看護師,薬剤師,栄養士とともに糖尿病チーム医療の一員として参画している.
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