Brush Up! CDE―ワンランク上の糖尿病療養指導
Part 1 Brush Up! CDE
工夫とコツ
患者に上手に自己決定してもらう考え方や方法―「押し付け・強要しない」「認める・ほめる・期待する」ことを展開する
水野 美華
1
1原 内科クリニック
pp.231-234
発行日 2006年2月15日
Published Date 2006/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100081
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Case
「わかっているのに思うようにできない」という患者への関わりは?
56歳,女性.
罹病年数9年のインスリン療法中の患者.HbA1C 10%台が続いており,話を聞く機会を設けることとなった.話の中で,間食と運動に関する情報を得ることができた.
間食についてはある程度がまんを続けると,ストレスがたまりがまんができなくなり,その結果受診時のHbA1Cが高いまま改善しないことで落ち込むというサイクルをくり返していた.また運動に関しても歩き始めるが,長続きしないということであった.
このような患者にはどのように関わればよいのだろうか?
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