Update '98
過敏性血管炎―必ずしも良性ではない?
溝渕 和久
1
1今西医院
pp.497
発行日 1998年6月15日
Published Date 1998/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414902484
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Lancetに掲載されたTaboadaらの論文に対するcommentaryを以下に要約した1).
過敏性血管炎は,通常下肢の触知可能紫斑として発症し,明らかな全身性症状を伴うことがある.白血球破砕性血管炎の組織像にて診断が確定される.皮膚外疾患の頻度に関しては種々の報告がある.同様に過敏性血管炎のみの予後と積極的な治療の適応に関しては論争がある.
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