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特集 口の中を診る
一般医へのアドバイス
口の中の病気―診療所勤務の経験から
Experience of Oral Disease in Rural Practice
井上 和男
1
1自治医科大学地域医療学
pp.897-899
発行日 1996年10月15日
Published Date 1996/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901964
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■筆者は特に口腔の専門家ではない.1995年4月に自治医科大学地域医療学に赴任するまでは,高知県にある3カ所の山村の診療所でほぼ10年間勤務していた.いずれも,村に唯一の診療所でかつ単独診療であった.口腔外科はもとより,歯科も村内にはない.このような勤務環境では,なんといっても総合医的立場で仕事をする必要がある.つまり日常にみられる多彩な病気や悩みに対して適切に対応し,必要があれば速やかに専門医に紹介することが必要である.
■特に強調したいのは,正確な診断の重要性である.診断さえつけばその病気の予後や治療は無論のこと,専門医に紹介するべき状態かどうかがわかる.
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