一般医のための画像診断セミナー
イレウス(1)―イレウスのみかたと手術適応
湯浅 肇
1
,
井出 満
2
1天竜厚生会診療所
2岸和田徳州会院病院腹部超音波室
pp.550-554
発行日 1996年6月15日
Published Date 1996/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901854
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■超音波検査はイレウスの診断と病態の把握および手術適応の決定に威力を発揮する.
■絞扼型イレウスの診断は限局性に緊満した腸管と内容物の消失,あるいは浮動の停止である.
■イレウスの閉塞部をさがす(癒着のサイン,索状物のしめつけ,腫瘍,腸重積など).
■腹水があれば超音波ガイド下に穿刺する.
■イレウスは腹単とCTを組み合わせるとさらに診断しやすい.特に絞扼型イレウスの診断はCTとの組み合わせがよい.
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