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特集 かぜ診療のクオリティを高める
かぜ診療の基本
かぜの予防接種の問題点
Problems Concerning Fluimmunization
神谷 齊
1
1国立療養所三重病院
pp.883-885
発行日 1995年10月15日
Published Date 1995/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901635
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■インフルエンザワクチンの有効性
小児慢性疾患患者の入院している病棟で,インフルエンザAホンコン型の流行があり,ワクチン接種群と非接種群の発熱(37.5℃以上)と有熱日を比較した.われわれの病院の3つの病棟の合計で示す.ワクチン接種群の発熱者は24/60名(40.0%),非接種群は27/42(64.3%)でp<0.05で有意差を認めた.また有熱日数は接種群2.71±1.60日,非接種群4.22±1.78日で,p<0.01の危険率で有意差を認めた.これらのデータは,インフルエンザワクチンは軽症化に役立つことを示している.
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