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特集 癌検診のメリット・デメリット
癌検診の評価
癌検診の効率性を評価する
Efficacy of a Community-wide Cancer Screening
萱場 一則
1,2,3
1自治医科大学地域医療学
2ゆきぐに大和総合病院内科
3大和町農村検診センター
pp.392-395
発行日 1995年5月15日
Published Date 1995/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901496
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現在老人保健法に基づき各種癌検診が行われ,1次スクリーニングおよび2次検診(精密検査)の両者にプライマリケア医が関与している.それらの検診開始に当たって,その効率性の検討はこれまでは必ずしも十分には行われず,「走ってから考えた」との指摘1)もある.そこで本稿では大腸癌検診を取り上げ,プライマリケア医が中心となる地域医療の視点から,可能な限り日本人を対象にした研究成果とデータを用いて,対象疾患の適切性とスクリーニング検査の評価を検討することにより,癌検診の効率性の評価について解説する.
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