連載 Rapid Review & Topics[最終回]
がん検診の有効性評価
濱島 ちさと
1
1国立がんセンターがん予防・検診研究センター情報研究部診療支援情報室
pp.977-980
発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100757
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近年,諸外国ではがん検診の有効性を評価し,公共政策に活用する動きが見られる.こうした流れを受け,わが国でも平成10年,11年,13年と過去3回にわたるがん検診の有効性評価が行われた.
その第3回目が,平成13年3月に公表された平成12年度厚生労働省老人保健事業推進費等補助金・がん検診の適正化に関する調査研究事業「新たながん検診手法の有効性の評価」報告書(主任研究者/久道茂)である.その評価方法は,USPSTF(『US Preventive Services Task Force』第2版)を参考にしている.そのUSPSTFにおいて,ガイドラインの更新にあたり,2001年から新しい評価方法が取り入れられた1).
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