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特集 神経疾患エマージェンシー
症状からのアプローチ
悪性腫瘍患者における神経系のエマージェンシー―硬膜外脊髄圧迫を中心に
Neurologic Emergencies in Cancer Patients:Metastatic epidural spinal cord compression
星野 晴彦
1
1東京都済生会中央病院神経内科
pp.330-331
発行日 1995年4月15日
Published Date 1995/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901481
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■急速に進行する対麻痺を呈した47歳,女性
主訴 歩行障害
経過 5月,胆のう癌にて手術.術後1週間目ごろより第6胸椎付近の背部にしびれ感があった.しびれは次第に躯幹を取り巻く帯状となり,体動時にピリッとした痛みを伴うようになった.7月10日ごろより風呂に入った際,両下肢の温度感覚が鈍いことを自覚,また同時期より歩行困難を自覚した.7月13日にはっかまり立ちがどうにかできる程度となり,15日からは起立もできなくなり,尿意も意識しなければ排尿できなくなった.18日当院神経内科を受診し,緊急入院となった.
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