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特集 生検ガイドライン
日常診療での生検ガイドライン
腎生検
Renal Biopsy
末石 真
1
1国立療養所下志津病院内科
pp.220-221
発行日 1995年3月15日
Published Date 1995/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901448
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■外発性動脈炎に伴う半月体形成性腎炎
患者 30歳,女性.
発熱,関節痛を主訴とし,尿蛋白1.3g/日,尿潜血(3+),クレアチニン1.8mg/dlと腎不全があり,超音波で腎萎縮はみられなかったので腎生検を行った.半月体形成性腎炎(図1)であり,P-ANCA (+)で多発性動脈炎の診断基準を満たした.ステロイドパルスを含むステロイド大量投与とエンドキサンパルス療法でクレアチニン0.8mg/dl,尿蛋白消失と改善し,3年後も腎機能は保持されている.
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