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特集 更年期外来
更年期以降の女性に多い二大疾患
更年期以降の動脈硬化の病態と治療
Pathology and Treatment of Atherosclerosis after Climacteric Age
阿部 隆三
1
1太田西ノ内病院糖尿病センター内科
pp.140-142
発行日 1995年2月15日
Published Date 1995/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901425
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わが国の閉経前後の女性は約400万人いると推定されているが,この時期は更年期障害のほかに糖・脂質代謝異常が多く見られる.
このうち,脂質代謝異常とは血清総コレステロール(以下TC,リポ蛋白では主にLDL)220mg/dl以上,血清トリグリセリド(以下TG,リポ蛋白では主にVLDL)150mg/dl以上,HDL―コレステロール(以下HDL-C)40mg/dl以下のすべてかいずれかの異常を示した場合と定義づけられている.これらの異常は,狭心症,心筋梗塞,脳血管障害などの動脈硬化を発症,増悪させる危険がある.
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