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特集 更年期外来
外来でよくみる症状とその対応
更年期障害と鑑別すべき疾患
Disorders to Be Made Differential Diagnosis with Climacteric Disturbance
井口 登美子
1
1東京女子医科大学産婦人科
pp.136-139
発行日 1995年2月15日
Published Date 1995/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901424
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■更年期障害と甲状腺機能低下症
患者 51歳,女性,主婦.
のぼせ,冷え症,頭痛,不眠,高血圧の症状があり,心臓は異常なく更年期障害と診断された.漢方薬を内服したがあまり効かず,憂うつ,倦怠感,足のむくみ,手足のしびれ感があり,甲状腺機能低下症と診断された.甲状腺専門医の治療を受け,のぼせの症状以外は改善した.
子宮頸・肝癌,卵巣の腫大,乳房も異常ないのでホルモン補充療法を受け,毎日が楽しく生活できるようになった.
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