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特集 更年期外来
更年期外来の基本
外来での更年期患者の診察・診断の進め方
Diagnostic Procedure of Climacteric Outpatients
神津 弘
1
1聖路加国際病院産婦人科
pp.108-112
発行日 1995年2月15日
Published Date 1995/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901414
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わが国における女性の平均寿命はさらに高齢化し,非生殖期に入ってからの余命が以前と比べてはるかに増加した.この傾向に伴い,中高年女性にとって人生の大きな節目の更年期に体験する身体的および精神的障害をどう取り扱ったらよいか,注目を集めている.過去の産婦人科医療では,診療対象にならないような感覚でみられてきた更年期の様々な身体的・精神的トラブルに対して,現在では医学的な諸研究が幅広く,またより深くなされている.その結果,人生の約3分の1にも相当するこの期間をより快適に過ごすために,きめ細やかな診療のシステムが確立されつつある.
本稿では,更年期障害をもつ女性の外来診察および診断をどう進めたらよいかについて述べてみたい.
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