今月の主題 ウイルス肝炎―日常診療のポイント
正確に病態を把握するために
肝疾患患者の診察の進め方
中村 郁夫
1
1東京医科大学消化器内科
pp.374-376
発行日 2010年3月10日
Published Date 2010/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104346
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ポイント
★肝機能障害を呈した患者が受診した際に,そのなかからウイルス肝炎患者を拾い上げるには,ウイルス肝炎に特徴的な所見の有無を評価すると同時に,肝機能障害を呈するほかの疾患を除外する必要がある.
★現病歴のほかに,家族歴・既往歴・生活歴などの聴取が重要である.
★身体所見は全身を系統的に診察することが重要である.
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