イラストレイテッド臨床基本手技
腰椎穿刺のポイント
石川 晋介
1
,
亀井 徹正
2
1みさと健和病院内科
2茅ヶ崎徳洲会総合病院内科
pp.78-79
発行日 1995年1月15日
Published Date 1995/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901407
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- 文献概要
■脳炎,髄膜炎の診断には必須の検査.
■禁忌:穿刺部位付近に化膿性病変がある時.脳圧亢進状態が疑われる時.
■検査についての説明を十分に行い患者の不安を軽減する.
■適切な体位が検査の成否を決める(検査補助者の役割が重要,図1,4).
■血性髄液について(traumatic tapとの鑑別):traumatic tapの場合は色調が徐々に薄くなる.
■穿刺がうまくゆかない時に考えるべきこと:①体位が適切か,②穿刺針が矢状面を通っているか,③術者の交替,検査の中止(勇気をもって撤退することも肝要.何回もしつこくやらない.)
■手技習得に必要な経験例数=10例
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