総合外来 当直医読本
飲酒後に意識障害で発見された男性
奥村 徹
1
,
高須 伸克
1
1聖路加国際病院救急部
pp.638-639
発行日 1994年7月15日
Published Date 1994/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901237
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■飲酒後の意識障害患者を診察する際には,意識レベル低下がアルコールによるためか,それとも頭部外傷や救急疾患(薬物中毒,脳血管障害など)によるものかを見分けることが極めて大切です.
■鑑別すべき救急疾患のひとつに偶発性低体温症があり,程度の差はあるものの,全患者に意識障害が認められる.しかも診断や治療が遅れると不幸な転帰をとりかねないため,常に本症も念頭に置いて診療を始めることが必要です.
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