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特集 しびれを理解する
しびれを主訴とする主な疾患とその対策
器質的要因が明らかとならないしびれ
Numbness of Unknown Cause
稲福 徹也
1
1東京都済生会中央病院神経内科
pp.335-337
発行日 1994年4月15日
Published Date 1994/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901153
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■器質的要因が明らかとならないしびれ:検査が不適切の時,機能的なしびれ,心因性のしびれのいずれかが考えられる.
■一見不可解に思える分布をしたしびれ:すぐに心因性のしびれと断定せず,単ニューロパチー,多発性単ニューロパチーの可能性を考えて検査を進める.
■短期間のうちに消失するしびれ:良性のことが多いが,中高年者ではTIA,若年者では多発性硬化症の初期症状として一過性に出現することがある.
■機能的なしびれ:感覚性てんかん,片頭痛の前兆,過換気症候群の発作など.
■その他のしびれ:心因性のしびれとして適切なマネージメントを開始する.
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