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特集 日常診療で迷ったら―私はこう対処する
治療
麻薬や拮抗性鎮痛薬の習慣性が疑われる患者が痛みを訴えた時
When a Probable Abuser of Opioid and/or Antagonistic Analgesics Visits a Hospital with Complaint of "Pain"
小木曽 洋三
1
1秋田大学精神神経科
pp.424-425
発行日 1993年5月15日
Published Date 1993/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900833
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- Abstract 文献概要
■初めに,病歴と生活史を聴取すべきである.薬物依存エピソードの既往歴がある症例は少なくない.
■麻薬などの薬物依存者では,他の精神疾患を合併していることが多い.精神症状としては,抑うつ状態や気分易変性が多い.
■依存薬物を投与したことのある医師は,その患者の薬物依存を治療できない.一般医は,現時点で展開し得る治療の限界を設定して,対応することが肝要である.
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