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特集 「シマウマ探し」に陥らない―まれな疾患をどこまで追うか
検査
貧血
Anemia
大野 陽一郎
1
1天理よろづ相談所病院血液内科
pp.152-153
発行日 1993年2月15日
Published Date 1993/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900747
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■貧血診断の第一歩は小球性(MCV≦80)と非小球性(MCV>80)に注目すること.
■小球性ではFe,UIBC,フェリチンで鉄欠乏性貧血と慢性炎症,サラセミア,鉄芽球性貧血を鑑別.
■非小球性では網赤血球数,Fe,UIBC,フェリチン,VB12,葉酸,ハプトグロビン,Coombs試験,一般生化学,骨髄穿刺で鑑別.
■甲状腺機能低下症,腎性貧血,膠原病,肝疾患,悪性腫瘍などの2次性貧血に注意.
■緊急性を有する疾患である急性白血病,重症再生不良性貧血,劇症型多発性骨髄腫,重症悪性リンパ腫,DICなどは出血傾向,WBC, pltから判断.
■溶血性貧血,巨赤芽球性貧血などでは特殊検査でさらに疾患を特定.
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