Japanese
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特集 皮膚症状から全身疾患を探る
発疹
紫斑
Purpura
朴 載源
1
1国立東京第二病院内科
pp.24-25
発行日 1993年1月15日
Published Date 1993/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900696
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■紫斑は皮膚,皮下組織への赤血球の漏出により生じる.
■紅斑との鑑別にはスライドグラスで圧迫し,消褪すれば紅斑,消褪しなければ紫斑と考えられる.
■紫斑は普段見落としがちな部位(側腹部,腰部,臀部,下肢など)に認めることが多いので,スラックスなどを脱がせて注意深くみなければならない.
■紫斑は,①血管の異常,②血小板の異常,③凝固の異常により生 じる.紫斑の状態,他の出血症状を調べ,血管脆弱性,血小板の異常(数および機能),および血液凝固系の検査で原因を確認.
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