特集 内科医のための皮疹の診かたのロジック
皮疹の種類とその発症機序
紫斑
川上 民裕
1
1聖マリアンナ医科大学皮膚科学教室
pp.808-812
発行日 2014年5月10日
Published Date 2014/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107531
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ポイント
◎紫斑は,真皮内での出血を皮膚表面からみたものである(表皮に血管はない).
◎紫斑は単なる1症状名であり,基盤となる疾患は多様である.
◎真皮浅層の代表的紫斑がpalpable purpuraであり,血管炎が存在する.
◎palpable purpuraを呈する代表的疾患が,Henoch-Schönlein紫斑病である.
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