Japanese
English
特集 けが,うちみ,ねんざのfirst aid
むちうち症
Whiplash Injury
九谷 修
1
Osamu Kutani
1
1九谷病院
pp.1064-1065
発行日 1992年12月15日
Published Date 1992/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900668
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- Abstract 文献概要
・受傷後症状が著明でなくとも初期の安静が重要である.症状が強くなるのは24時間経過後で,はじめから患者に対して予告して納得させることが大切である.
・長時間カラーの装着の場合,筋力の低下と拘縮を起こすことがあるので,早期に安静を与えながら運動を始め消炎鎮痛剤,精神安定剤の投与が治療効果を上げる.
・問診が極めて重要で,初診時事故状況を詳細に聞き,受傷日時,物損の程度,自車の停止までの距離,追突されるのをわかっていたかを確かめ,カルテに記入することを絶対忘れないこと.
・加害者との人間関係や補償の問題などを背景として,神経症的な色彩の強い慢性症状を呈することがある.
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