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特集 臨床医のコモンセンス・1―内科医に必要な他科知識
Editorial
臨床医のコモンセンス―内科医に必要な他科知識
Knowledge and Skills Required for All Clinicians
今中 孝信
1
Takanobu Imanaka
1
1天理よろづ相談所病院総合診療教育部
pp.849
発行日 1992年10月15日
Published Date 1992/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900585
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- Abstract 文献概要
近年の医学の進歩は目覚ましいものがあり,医学の進歩に伴って医療が専門分化することは自然の成り行きでもあります.しかし,わが国では高齢化社会を迎え,老人医療や先進医療による医療費の増大は大きな課題となっており,国民から,より効率的で的確な医療が求められています.申すまでもなく,医療は国民のためのものであり,われわれはその期待に応える必要があります.
そのために求められる具体的な臨床医の能力としては,最も普通にみられる病気や外傷,救急疾患に対して適切な初期治療を行う能力と,種々の専門医療技術に関する幅広い見識を持ち,患者の病状に応じて専門医に委ねる能力であります.この能力は,いわゆるプライマリケア・フィジシャン,家庭医,総合医といわれる一部の医師だけでなく,専門医といわれる人々にも要求されている事柄であります.
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