特集 臨床医のコモンセンス・1―内科医に必要な他科知識
Key Articles
今中 孝信
1
Takanobu Imanaka
1
1天理よろづ相談所病院総合診療教育部
pp.896
発行日 1992年10月15日
Published Date 1992/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900609
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1.日野原重明,他(編).プライマリ・ケア医学―包括医療実践のために,第2版,医学書院,1988
臨床医のcommon senseには,各科にわたる基本的知識のほかに,患者の問題をもれなく汲みあげ,自分で解決できなくても適切に専門医に委ねる能力が含まれる.本書はプライマリケア医学のテキストとして書かれたものであるが,患者や家族にどのように接し,communicateすべきかという問診の基本から始まり,いかに問題を解決していくかというアプローチの方法に重点がおかれている.その意味で参考になると思われる.具体的なcommon problemsやcommon diseaseへのアプローチの章では,泌尿器科,産婦人科,小児科,皮膚科,眼科,耳鼻科,歯科,精神科,など60項目以上にわたって記述されている.
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