Japanese
English
特集 胸痛の全体像を知る
帯状疱疹による胸痛
Chest Pain due to Herpes Zoster
山崎 雄一郎
1
Yuichiro Yamasaki
1
1国立東京第二病院皮膚科
pp.694-695
発行日 1992年8月15日
Published Date 1992/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900540
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- Abstract 文献概要
・胸痛から皮疹出現まで2,3日のズレがあることが多いので,発疹の有無を数日間観察する.
・水痘―帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus;VZV)の再活性化によって発症する.
・本症の初発症状は神経痛として始まることが多く,肋間神経の場合は左右いずれか片側性の胸痛~背部痛である.
・続いて痛みのある神経の支配領域に一致して浮腫性の紅斑が生じ,この上に小水疱が集簇性に密に発生してくる.
・神経痛には個人差があるが,一般的には高齢者であるほど痛みが強い.
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