Japanese
English
特集 胸痛の全体像を知る
胸膜炎
Pleurisy
西山 雅則
1
Masanori Nishiyama
1
1祐愛会織田病院内科
pp.692-693
発行日 1992年8月15日
Published Date 1992/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900539
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- Abstract 文献概要
・胸痛で来院した患者に胸水があれば,まず結核性か癌性の胸膜炎を考える.
・胸膜炎にみられる胸痛は,咳,呼吸,体動などで増強し,胸水の増量につれ,軽減ないしは消失することが多い.
・結核性胸膜炎と癌性胸膜炎が2大原因疾患である.常にこれらを念頭におき鑑別診断を行っていく.
・原因診断には0胸水の鑑別が重要である.とくに細胞診とアデノシンデアミナーゼ(ADA)値(→1)が,アプローチの方向づけに有用である.
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