Japanese
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特集 胸痛の全体像を知る
いわゆる肋間神経痛
Intercostal Neuralgia
俵 哲
1
Satoru Tawara
1
1山鹿市立病院内科
pp.696-698
発行日 1992年8月15日
Published Date 1992/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900541
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・特発性の肋間神経痛はきわめてまれなので,原疾患が確定不能のときは専門医に紹介する.
・胸部の肋間神経は,第2~11胸髄からの胸神経の前技であり,内外肋間筋の間を肋骨下縁に沿って同名の動静脈とともに走行している(図1).
・胸髄分節に一致した領域の疼痛で,神経走行に沿っての圧痛が認められる場合,肋間神経痛と診断される.
・肋間神経痛のうち,ほとんどは骨折など症候性のものである(表1).原因精査を怠らないことが大切である.
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