Japanese
English
特集 胸痛の全体像を知る
狭心症
Angina Pectoris
綾部 隆夫
1
Takao Ayabe
1
1綾部医院
pp.670-671
発行日 1992年8月15日
Published Date 1992/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900527
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- Abstract 文献概要
・狭心症の診断には病歴をよく聴くことが大事である.非発作時の心電図に所見がなくても,病歴から狭心症が疑われたら,段階的に検査を進めることが重要である.
・狭心症の胸痛は前胸部胸骨裏面を中心に,広い範囲に及ぶ絞扼感あるいは圧迫感である.
・非発作時の心電図には変化を認めないことも少なくないので,病歴から狭心症が考えられたら,運動負荷試験,ホルター心電図,核医学画像診断さらには冠動脈造影を積極的に診断に取り入れる.
・薬物療法で十分にコントロールできない狭心症については,病態の正確な把握ならびに治療方針決定の目的で冠動脈造影を行うのが望ましい.
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