Japanese
English
特集 心臓急死
狭心症
Angina pectoris
延吉 正清
1
,
上野 勝己
1
Masakiyo Nobuyoshi
1
,
Katsumi Ueno
1
1小倉記念病院循環器科
1Department of Cardiology, Kokura Memorial Hospital
pp.235-244
発行日 1989年3月15日
Published Date 1989/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404205432
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狭心症患者の突然死を正確に調べることは現在のようにA-Cバイパス術やPTCAの普及によりこの実態や自然予後を調べることは不可能である。今回筆者に与えられたテーマが狭心症における突然死という難問であるので,この全容を報告することは不可能であるので,今回はA-Cバイパス術をあまり行わなかったVasospa-stic anginaで有意冠狭窄を有する群と有さない群,また有意冠狭窄を有するvasospastic anginaにPTCAを行えば予後がどのようになるかを筆者のデータを中心に報告する。いわゆるpure effort anginaはA-Cバイパスをすでに昭和50年より受けているので,このような症例でA-Cバイパスを受けていないのは特殊な事情が存在した症例がほとんどで,今回の検討対象より除外した。
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