Japanese
English
特集 症状からみた汎用医薬品の副作用
精神障害
Psychiatric Complications
上島 国利
1
Kunitoshi Kamijima
1
1昭和大学精神医学
pp.517-520
発行日 1992年6月15日
Published Date 1992/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900471
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・患者の既往歴(特に精神疾患の既往)や薬歴をよく調べ,薬剤の選択や用量設定を慎重に行う.
・身体疾患と精神症状の関連とともに,治療薬剤と精神症状の関係に注意を払う.
・精神症状が出現したらまず投与薬剤を疑ってみる.
・精神症状の把握に際しては,まず意識障害の有無を判断する.精神症状は症候群として大きく把握し,次いで個々の症状を分析する.
・治療は原因薬剤の中止を最優先させる.それでも精神症状が消退しない場合は向精神薬の投与や入院も考慮する.
・無批判な多剤併用,不必要な長期漫然投与を避ける.
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