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特集 医師の考え・患者の考え―そのズレをどう埋めるか?
これからの医師―患者関係―代表的慢性疾患である糖尿病をモデルとして
Diabetes Mellitus : A Model of New Doctor-Patient Relationship
石井 均
1
Hitoshi Ishii
1
1天理よろづ相談所病院内分泌内科
pp.212-216
発行日 1992年3月15日
Published Date 1992/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900376
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■ズレへの対策
考え方の隔たりを理解し,埋める努力をしながら治療関係を成立させていくこと.
本稿では,次の点を分析し,これからの医師―患者関係についての一考察を試みた.
・どのような機会に糖尿病と診断されたかを集計し,患者と医師の初めての出会いの状況を探る.
・初めて糖尿病と診断された患者の感想,対応を分析することにより,医療側の糖尿病の概念とのズレを明らかにする.
・その隔たりを克服するための,医療側からの働きかけについて考える.
・患者のコンプライアンスを持続させる,医師―患者関係モデルを提示する.
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