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特集 医師の考え・患者の考え―そのズレをどう埋めるか?
不眠
Sleep Disorders
春木 繁一
1
Shigekazu Haruki
1
1青葉クリニック(神経科・精神科)
pp.209-211
発行日 1992年3月15日
Published Date 1992/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900375
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■ズレへの対策
患者の訴え・症状を鵜呑みにせずに,隠れている症状・状態を問診により聞き出す努力.
・患者自身が不眠(睡眠障害)―正しくは入眠および睡眠維持障害―を訴えて来院した場合は,①それがいつから続いているのか,②そのタイプ(→1),③実際どのくらいの時間眠れているか・いないか,④毎晩なのか・1週間に2,3回なのか,⑤日中に眠気があるかないか,⑥昼寝をするか→2),⑦飲酒との関係,⑧ねぼけがないか,⑨いびき・無呼吸はあるか(→3),など患者や同伴の家族に詳しく質問してみることが,不眠の性質を知るうえでまず大切である.
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