Japanese
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特集 ルーチン検査でここまでわかる
血液疾患―血小板減少がみられるとき
Thrombocytoperia in Daily Practice
原田 契一
1
Keiichi Harada
1
1川崎市立川崎病院内科
pp.868-869
発行日 1991年12月15日
Published Date 1991/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900276
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ポイント
・血小板数を採血してから時間の経った検体で測定すると,偽性血小板減少症が起こりやすい.
・偽性血小板減少症は出血傾向もなく本来は無害のものである.
・偽性血小板減少症を疑うときにはヘパリン採血管にとつた血液を器械にかけて血小板数を測定する.
・血小板減少の場合,末梢血標本上の血小板のサイズに注目する.大型の血小板の存在は若い血小板の増加,すなわち血小板破壊亢進を示唆する.
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