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特集 ルーチン検査でここまでわかる
ルーチン検査の使い方とpitfall
Pitfalls in Using Clinical Laboratory Tests
井上 裕二
1
Yuji Inoue
1
1山口大学病院医療情報部
pp.844-846
発行日 1991年12月15日
Published Date 1991/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900268
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ポイント
・なぜ医師は検査をするのか.臨床検査は身体診察(視診,聴診,打診,触診)の限界を拡大した患者の徴候の収集法であり1),診断は不確実な状況のもとでの決定過程である2).
・臨床検査は診断,治療あるいは予後推定に際してベッドサイドの客観的な指標として重要な役割を担っているが,臨床医が検査を依頼し,検査結果を手にして意思決定に至るまでには多くの落し穴が潜んでいる.
・検査データを読むときの落し穴は,検査データそのものの異常とデータに基づいて判断するときの偏りに分けることができる.
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