Japanese
English
特集 健診異常者のマネージメント
末梢血異常
Abnormalities of Peripheral Blood
日野 理彦
1
Norihiko Hino
1
1呉共済病院内科
pp.558-559
発行日 1991年9月15日
Published Date 1991/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900175
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ポイント
・末梢血異常を契機に見いだされる疾患は血液病のみならず数多くあるので,わずかの異常も見逃さず精密検査して原因疾患を明らかにする.
・2系統,3系統の血球数の異常を示す場合には白血病,再生不良性貧血などの血液疾患や肝硬変,甲状腺機能低下症,SLEなどの重篤な疾患の場合が多い.
・発熱,肝脾腫,リンパ節腫脹などの理学的所見や他の検査結果と合わせて総合的に判断する.
・末梢血塗抹標本は多くの重要な情報を与えてくれる.
・必要なら速やかに骨髄検査を行う.
・一度の精密検査で原因が明らかにできなければ経過を追跡する.
・薬物性血液障害を念頭におく.
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