研修病院ガイド
香川県立中央病院
新鞍 誠
1
Makoto Niikura
1
1内海町立内海病院
pp.521
発行日 1991年8月15日
Published Date 1991/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900164
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研修内容
私は,1986年に自治医科大学を卒業し,同年6月から1988年5月までの2年間,香川県立中央病院の研修医として勤務しました.当院での初期研修体制は,1~2年間のストレート研修と,2年間のローテイト研修があります.ストレート研修は主に岡山大学からの派遣医師が行い,ローテイト研修は主に自治医科大学卒業医師が行っています.
ローテイト研修では,基礎の研修として内科3カ月,外科3カ月,小児科2カ月,産婦人科2カ月,麻酔科2カ月,脳外科1カ月,検査科2週間がありました.残りの期間の研修は,研修医師の希望を取り入れてもらいつつ,研修責任者と相談を行い研修内容を決めました.私の場合は,基礎の研修で,小児科を3カ月にしてもらい,その後,整形外科2カ月,皮膚科1カ月,耳鼻咽喉科1カ月,泌尿器科1カ月,そして,最後に内科5カ月の研修を行いました.ローテイト研修ではそれぞれの研修期間が短期間でありましたが,各科の臨床医として基本となることを,症例を通して指導してもらいました.例えば,整形外科では,膝関節の身体所見の取り方・外傷での骨折の初期治療法など,また,皮膚科では,ステロイド軟膏と非ステロイド軟膏の使い分け方などを学びました.
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