特集 「それは古い!」と言われない 診療スタンダードUp to date
【スペシャル・アーティクル】
頻用薬物の注意すべき副作用Up to date
宮崎 雅之
1
,
山田 清文
1
1名古屋大学医学部附属病院薬剤部
キーワード:
偽アルドステロン症
,
甘草
,
薬剤性パーキンソニズム
,
ドパミン受容体拮抗薬
Keyword:
偽アルドステロン症
,
甘草
,
薬剤性パーキンソニズム
,
ドパミン受容体拮抗薬
pp.531-533
発行日 2014年6月15日
Published Date 2014/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414103241
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医薬品の副作用は,発症頻度および重篤度がさまざまである.また各種疾患において医薬品の多剤併用が多くなり,重複投薬や薬物間相互作用が問題となっており,処方薬が多くなると副作用の頻度は高くなる.さらに,患者は医薬品だけでなく市販薬や健康食品を常用していることも多く,これらによる副作用も少なくない.副作用症状によっては容易に発見できるものもあれば,見逃されやすいものもある.
本稿では,頻用薬物で見逃されやすく注意が必要な副作用症状として,偽アルドステロン症と薬剤性パーキンソニズムについて述べる.
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