特集 「それは古い!」と言われない 診療スタンダードUp to date
【各論】
2型糖尿病の治療 Up to date
岡崎 研太郎
1
1名古屋大学大学院医学系研究科地域総合ヘルスケアシステム開発寄附講座
キーワード:
SU薬
,
最大量
,
体重増加
,
低血糖
,
高齢者
Keyword:
SU薬
,
最大量
,
体重増加
,
低血糖
,
高齢者
pp.498-502
発行日 2014年6月15日
Published Date 2014/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414103234
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Case
SU薬内服中に低血糖を生じ救急搬送された高齢者の1例
患者:78歳,男性.
現病歴:30年以上の糖尿病歴があり,最近は施設に入所していた.数日前から感冒様症状があり,食事量が減っていた.ぼーっとして問いかけにも反応が乏しくなったため,当科に救急搬送された.来院時の血糖値は35mg/dlと低血糖を認め,経静脈的にグルコース投与を行った.意識状態はすみやかに改善したが,念のため入院となった.かかりつけ医によれば,入院前の内服薬はスルホニル尿素薬(SU薬;ダオニールⓇ錠2.5mg 3錠分3毎食後)で,最近のHbA1cは6%前半と,糖尿病のコントロールはきわめて良好であったらしい.
※図1「血糖コントロール目標」,図2「病態に合わせた経口血糖降下薬の選択」は,権利者の意向等により冊子体のみの掲載になります.
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